~香り、甘み、柔らかさが特徴の岩津ねぎ~
岩津ねぎの名は、兵庫県朝来市岩津の特産であったことに由来します。歴史は古く、江戸時代に生野銀山で働く人々の冬の栄養源として栽培が始まりました。関東の根深ねぎ(白ねぎ)と関西の葉ねぎ(青ねぎ)との中間種であり、青葉の部分から白根まですべて食べることができ、他の白ねぎにはないゆたかな香り、甘み、柔らかさが特徴です。
雪や霜などにさらされることで、葉身部に多量のゼリー状物質を生じ、とろけるような肉質と独特の柔らかさが増します。
白い部分に含まれる特有成分ネギオールには抗菌、発汗、解熱作用があると言われ、昔から風邪をひくとねぎを用いる習慣がある地域もあります。
鍋物や焼き物にするとトロリと柔らかく、岩津ねぎは、冬の食材として絶好の一品です。2~3月頃まで販売されていますので、鍋をはじめ、てんぷらや焼きねぎなど岩津ねぎのおいしさを存分に楽しんでください!