低価格で季節を問わず購入できるバナナ。そんなバナナが絶滅の危機に直面したのが約50年前。当時、「グロスミッチェル」という種が主流でしたが、東南アジア等の産地で病害が広まり、栽培されなくなっていきました。この「グロスミッチェル」に変わって登場したのが、「キャベンディッシュ」という種で、現在一般に販売されているバナナのほとんどがこの種にあたります。
　しかし、岡山市の農業法人が特殊技術で「グロスミッチェル」種の改良に成功し、2017年に病害に強く、日本の冬の寒さにも耐えるバナナ苗の販売を始めました。2018年にこの苗をいち早く購入し、兵庫県でバナナ栽培を始めたのが姫路市船津町の有限会社福永農産です。バナナ特有の栽培方法に試行錯誤を繰り返し、ようやく出荷できる段階までたどり着きました。バナナに適した土づくりを基本に、無農薬で栽培しており、今年度ひょうご推奨ブランドも取得しました。
　「グロスミッチェル」種は、濃厚な甘さと華やかな香りが特長で、もっちりとした食感が味わえます。また、皮ごと食べられるところも大きな魅力の一つです。福永農産では無農薬で栽培しているので、安心して皮ごと食べることができますよ。
　姫路の青果卸を通して、主に姫路市内のイオンやマックスバリュで販売されています。１本入りの袋（130グラム以上）で700円前後と値段は張りますが、普段味わえない安全・安心の県産バナナ、見かけたら是非お試しください。
　また、福永農産ではいちごも推奨ブランドを取得しており、この時期はいちご狩りも行っています。暖かくなりお出かけを考えていらっしゃる方は、是非当農園に足を運んでみてください。

【福永農産HP】
https://fukukoi15.wixsite.com/-site-2
《兵庫県認証食品は、安全・安心で個性・特長のある県が認証した食品です！》
【ひょうご食品認証制度について】
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