瀬戸内海の春告魚「イカナゴ」解禁!!
瀬戸内の海から、春の便りがやって来ました。ついにイカナゴ漁が3月1日解禁されました!
イカナゴ漁の解禁日ともなると、新鮮な「イカナゴ」を求め、鮮魚店の軒先では朝から自前の容器片手に多くの人々が並んでいます。イカナゴのくぎ煮を炊きあげる香りは、瀬戸内に春の訪れを告げる風物詩です。
そんなイカナゴについてご紹介します♪
イカナゴの名前の由来は諸説あるようですが、イワシ類のシラス(カタクチイワシの稚魚)によく似た稚仔魚を指して「いかなる魚の子なりや」と何の魚の子かわからなかったことから「イカナゴ」と呼ばれるようになったというのが一般的なようです。
イカナゴは12月末から1月初旬に海底の砂に卵を産み付け、10日ほどで全長4mmあまりの稚魚にふ化し、海中を漂いながら潮の流れに乗って播磨灘や大阪湾に広がり、2月末から3月初旬に全長3cmほどになると、活発に餌となるプランクトンを食べてどんどん成長します。
解禁後すぐに水揚げされたイカナゴの稚魚は「新子(シンコ)」といい、釜揚げやくぎ煮はもちろん、から揚げやアヒージョ・パスタなど、どんなジャンルの料理でも美味しく食べられる、春の食卓の主役です。
★SEAT CLUB(兵庫漁連:イカナゴ料理のレシピもあります)
解禁日は小さすぎる「新子」の乱獲を防ぐため、また、終漁日は翌年度以降に親となるイカナゴを残すため、兵庫・大阪の水産技術センターのモニター調査に基づいて、漁業者間の協議により決定されます。
さらに、日曜日は休漁日としています。
なお、今後の漁獲量等の状況次第では、早く漁を終了する場合がありますので、あらかじめご了承ください。