~兵庫県産いちじくのご紹介~
「いちじく」は、実の中に小さな花をつけるため、外から花が見えず、花が咲かないように見えるので、漢字で「無花果」と書かれます。
兵庫県でのいちじく栽培は、明治時代の終わり頃に広島県出身の桝井光次郎氏がアメリカから「ドーフィン」という品種を持ち帰り、川西市で栽培したのが始まりです。その後、桝井氏が「桝井ドーフィン」という品種を作り出し、今では日本のいちじく生産の8割を占める品種として、全国各地に栽培が広がりました。
いちじくには、カリウムや鉄分などのミネラルに加えてペクチンなどの食物繊維が豊富に含まれ、「不老長寿の果物」とも呼ばれています。鮮度が命で、収穫したときが一番おいしい果物なので、ふっくらと熟れて、色つやの良いものを選ぶのがおすすめです。
生で食べてももちろん美味しいですが、完熟のいちじくを加熱すると一層甘みが増すため、県内各地でいちじくジャムに加工され、兵庫県認証食品にもなっています。
これから旬を迎える兵庫県産いちじくを、たっぷりとご賞味ください。